キャンプ場の利用マナー




キャンプ場を利用する際、一番重要なことはマナーだとおもいます。
貴方がテントを設営した場所から隣のテントまで何メートルあるでしょうか?
隣のテントとの間に壁はあるでしょうか?
そのような隣人との関係の中で大きな声を出したり出されたりしたら迷惑な事は想像できますか?
想像できない方はキャンプに向いていないと思われます。

貴方が帰った後にそのサイトは誰かが利用します。
ひょっとすると、未来の貴方が利用するかも知れません。
ゴミが散らかり汚れたサイトでないことをお祈りします。

ファミリーキャンパーですか?
ファミリーキャンプは親の威厳回復と教育の場だと思います。
非日常的な時間を過ごし、お子さんは興奮するでしょう。
それを抑制することは親の義務だと思います。
抑制しなくてはいけない理由が分からない方にはファミリーキャンプをお勧めできません。
小さな子供をいつまで起こしておくつもりですか? 周りのテントの中には寝てる人が居ますよ。
ファミリーキャンプの前にソロキャンプの経験をお勧めします。

夜間の音は遠くまで伝わります。
音楽・発電機・音が出る花火・バカ笑い・車のアイドリングは大ヒンシュクです。

花火は煙と火炎とゴミが出ます。
煙は刺激臭と共に貴方以外の所に流れて行きます。 
ロケット花火を打ち上げた後、燃えカスを拾いに行けますか?
テントの素材のほとんどはナイロンです。 ナイロンが火に弱いコトを知っていますか? 

焚き火ってイイですね。
でも、許可された場所以外での焚き火は最悪です。
燃やす木によって煙が多かったり、火の粉が飛ぶ事を知っておきましょう。

灯りは人に安心感を与えるだけではありません。
キャンプ場では不快感のほうが多いと思います。
向かって歩いてくる人に照らされる時やテントに向けられる懐中電灯。
歩く時は足元を照らし、人やテントに光を当てることは失礼なことと思って下さい。
自慢の"コールマン2マントル300キャンドルパワー"も程々でお願いします。

「ごめんなさい」では済みません。
「お百姓さんごめんなさい」と言いながら、炊事場等に大量のご飯や残飯を流す方がいます。
お百姓さんが許してくれても排水口は許してくれません。
万が一詰まった場合それが初めてであればまだ良いが、何回も詰まった経験がある排水口であった場合そのキャンプ場は来シーズン閉鎖しているかもしれません。
また、ここは北海道。 熊が残飯に寄ってきた場合は即閉鎖でしょう。

キャンプ場は常に閉鎖の可能性があります。
有料無料に関わらず、自治体が管理しているキャンプ場は常に閉鎖の可能性があります。
無料はもちろん、有料であっても採算は取れていないでしょう。 
サービスなのです。 いつだって廃止可能なサービスです。
私達がマナー良く使わなければゴミの収集や清掃、修繕に予算が掛かりキャンプ場存亡の危機に陥るのです。

基本はゴミです。
キャンプ場に到着して一番最初の印象はキレイか汚いかだと思います。
サイトに花火の燃えカスや濡れたティッシュなんかが落ちていたら最悪な気分になります。
ゴミ箱も溢れていたりすると帰りたくなってしまいます。
管理人が常駐しており、ゴミ箱も管理されたキャンプ場ならゴミを置いてきてもよいと思いますが、そうではないキャンプ場は、たとえゴミ箱があったとしても「持ち帰り」を基本としたいところです。
ロングツーリング中のライダーだってゴミを荷物にくくり付けて走っているのですから、すぐに家に帰る車の方なら簡単なことです。

可哀想な熊。
熊は人間に発見されると駆除の対象になる事が多いのです。 それは人間の生活圏に出てきたというだけの理由です。 
キャンプ場は熊の生活圏の中にある事が多く、その熊の生活圏に人間がゴミを捨て、そのゴミを熊が漁り、 人間の食べ物の味を知った熊が人間の生活圏に入ってくるのです。
射殺された熊の胃の中に、私たちが捨てたゴミが入っているかもしれません。

ペット。
犬って可愛いのと怖いのがあると思いませんか?
飼い主や犬好きにとっては可愛いのでしょうが、犬嫌いの方にすると脅威以外のなにものでもありません。
愛犬家の皆さんはそれをわきまえる必要があります。
また、貴方が腰かけ手を付いたその芝生は、前日まで居たキャンパーのペットが「マーキング」したトコロかもしれませんよ。
カンベンして欲しいですね。

 

とあるキャンプ場の写真